床用塗料とは床に塗る専用の塗料のことをいい、壁用塗料とは性能が異なります。床用塗料は、床に加わる様々な刺激に耐えることが出来る特別な性能が必要になります。例えば、フォークリフトや人・荷台等の往来時の摩擦に強い「耐摩耗性」、物が落下した時の衝撃に強い「耐衝撃性」などが備わっています。また、薬品を取り扱う工場などでは「耐薬品性」、太陽光が常に当たる場所や屋外の床には「耐候性」、蒸気洗浄を頻繁に行う施設などでは「耐熱性」、油を取り扱う場所には「耐油性」が必要です。床用塗料以外の塗料を床に塗ってしまうと、上記で挙げた床に必要な性能が無い為、塗装した面がすぐにすり減って無くなってしまいます当サイトは、床用塗料のみを取り扱う専門店。運営会社である大阪の塗料販売店 タカラ塗料のスタッフが実際に塗って性能を確かめ、良いと判断した床用塗料を採用しています。
床用塗料は「水性」と「油性」の中でも更に、1種類のみで塗装が出来る「1液型」、主剤と硬化剤という2種類の液体を塗る直前に混ぜ合わせる「2液型」に分かれます。 1液型は、塗りにくければ水やシンナー等でやや薄める程度で扱いが簡単です。 2液型は、液体を混ぜ合わせる手間はかかりますが、その分1液型よりも高い耐摩耗性をもつものが多いです。 当サイトでは、水性1液タイプから油性2液タイプまで、全て刷毛とローラーを使って自分で簡単に塗れる塗料を採用しています。
工場や倉庫、店舗の床などは、コンクリート素材の床であることが多いです。
コンクリートがむき出しになっている床や、コンクリートの上から何かしら塗料が塗られている床であれば、当店取り扱いの塗料を使って塗る事が可能です。
自分で塗装できる床の種類の例としては、
■素地
・新設/既設の普通コンクリート
・強化コンクリート
・既設アスファルト
■塗り床
・エポキシ樹脂
・ウレタン樹脂
・アクリル樹脂
等の工場や倉庫、店舗の床です。
一方、素地がコンクリートでも自分で塗る事が難しい床の一つに「厨房」があります。
厨房の床は、年々蓄積した油汚れや湿気、熱湯などの影響により、床表面の塗装の剥がれが酷かったり、塗料の膜に出来た亀裂から油や水分が入り込み、素地のコンクリート自体の劣化が進んでいる可能性が高いです。
また、厨房の床の形状は、排水口に向かってなだらかな傾斜になっています。
熱湯や大量の水を使用する厨房の環境に対応するためには、コテを使う粘度が硬いタイプの塗料が主流になりますが、傾斜角度に対してコテで段差なく平行に塗るのはプロでないとかなり難しいです。
塗装によって傾斜角度が少しでも変わってしまうと、水がうまく流れず衛生環境が悪くなり、最悪の場合は虫が湧く可能性があります。
「厨房の床を自分で塗れる塗料」を販売しているサイトを時折見かけますが、厨房の床の塗装は相当な現場経験と技術が必要になりますので、業者に頼むことをおすすめします。
当サイトでは、コテなど特殊技術が必要な塗料は取り扱っておりません。
また機械での撹拌が必要な塗料もなるべく省き、皆様が簡単に床塗装が出来るような塗料を採用しております。
※一部撹拌機が必要な塗料がございます。商品ページ内で案内があれば別途ご用意ください。
塗料を塗る前に、必ず塗りたい床の状態を確認しましょう。
普段どんなものを扱っている場所なのか、どんなものが通る場所なのか等、環境によって塗る前の下処理方法や使用する塗料が変わってきます。
具体的には、
・オイルがしみ込んでいるか
・もともと塗られていた塗料の膜が剥がれているか
・湿気が多い場所なのか
・普段から水を扱う場所なのか
・屋内か屋外か
・フォークリフト等の重量物が通行する場所なのか
・一般車両が駐車する場所なのか
等です。
床塗装は、床の状態に合わせた塗料選びや塗り方さえ誤らなければ誰でも簡単に出来ます。
ただ、塗料や塗り方を見極めることは、塗装経験者やDIY上級者でなければ中々難しいといえます。
当サイトでは、塗装したい床について当てはまる項目を選択するだけで、
塗装する環境にあった塗り方と下塗り塗料や塗料・道具類等が全てセットになった商品をおすすめとして表示します。
ご自身で必要なものを用意したり塗り方を調べたりといった手間が必要ありません。
是非、当サイトでご自身の塗りたい床におすすめの塗料を検索してみてください。